この記事で伝えたいこと
資本主義の世界では、株式投資こそが資産を増やすための最良の手段である。
これまでの株式の成長の歴史を信じ、そしてこれからの未来の成長を信じて、株式投資を続ける者こそが、富を蓄える。
私はそのように信じています。
この記事を読んで分かる事
- 株式は他の資産よりも大きな成長をしてきた事を数値でも理解する
- 今後も同じ成長が続く保障は無いが、資産形成の手段の最適解として株式投資が選ばれる背景を理解する
今、株式市場の値動きが大きくなり、代表的な株価指数が下落傾向にあり、私の投資信託の評価額も下落しています。
計算上、定額購入の積み立てインデックス投資は、積み立て期間は株価が下がる方が購入する口数が増えて得する事になりますが、株価の下落は私のような初心者にとっては心の安定を保ちにくいものです。
どんな状況であっても毎月一定額の積み立てを淡々と継続する、そして絶対に積み立てを止めない、作業としてはそれだけなのですが、どうしても値動きは気になります。
株価が下落している時は、このままずっと下落が続くのではないかと考えてしまいます。
悪い状況はずっと続くと思い込んでしまいやすい、直線本能というものです。
わたしは、20年、30年と投資を続けて経済の成長の恩恵を受けて資産を増やす、という考えで投資を続けておりますが、保有資産の下落というのはどうしても気になってしまうものです。
そこで、自信を持って投資を継続するために、株式の成長について歴史を振り返ってみます。
過去の株式の成長を数値で理解する
下のグラフが、株式投資の必要性のすべてを表していると思います。
(出典元)https://www.marottaonmoney.com/real-returns-favor-holding-stocks/
株式、債券、金、ドルの成長の比較
Stocks;株式
Bonds;長期国債
Bills;短期国債
Gold;金
Dollar;ドル
このグラフを見ると、小さな上昇と下降を繰り返しながらも、株式市場は211年間で年率平均約6.7%の成長を続けていることになります。
他の資産と比べて、株式はこの200年を超える期間で最も大きな成長を続けています。
それに対して、現金は相対的に価値が下がっています。
長期のグラフで見ると明確です。
株式投資に対しての意識を変える
日本では1991年のバブル崩壊以降、失われた30年などと言われ、日経平均株価は未だにバブル時代を超えておらず、この期間に株式を持っていても大きく財産を増やせなかったことになります。
この期間はモノやサービスの価格が下落していくデフレが続いていたので、現金預金によって財産を守れていた期間とも言えます。
お金の勉強をする前の私の認識はこのようなものでした。
なので、金融資産に関する勉強をしようともせず、現金預金だけが将来への備えであると考えていました。
しかし、今は意識が変わりました。
過去に起こった事が未来にも同じように起こる保証はありませんが、資本主義経済が続く以上、資産形成の為には株式に投資する事が必須であると考えています。
私はこの考えの元、全世界株式に積み立て投資を継続しています。
自分に常に言い聞かせているのは、
- 「資産とは自分の財布にお金を入れてくれるもの」 と考えると、資産形成=株式投資と言ってもよい。
- 労働力による収入の上昇は、株式投資による利益の上昇に勝てない。 r(資本収益率)> g(経済成長率)
投資を始めるまでは実感できませんでしたが、自分の身銭で投資をするようになるとこの意味が深く分かります。
逆に、投資を始めるまではいくら聞いても響かない言葉だと思います。
もちろん、株式投資は何時も必ず資産価値が上がるというものではないですが、株価の上下動がありながらも長い時間を経て、資産を大きくしてくれるはずです。
まとめ
資産形成を進める為には株価がどのように変動しても保有を続ける事が必要なのですが、この保有し続けるという行為が、実は一番難易度が高いのではないかと思います。
心が落ち着かない時は上に記載した株式の成長のグラフを見返す事で、株式投資を継続する気持ちをより固めていけるのではないでしょうか?
一時的に株価が下落する局面もありますが、資本主義が主流であり続ける以上、必ず経済は成長して株式から恩恵を受ける、そう信じていけるデータであったと思います。
ありがとうございました。