私は先月にFP3級を受験して来ました。
専門学校等で公開されている解答速報を元に自己採点を実施し、学科と実技ともに合格水準を大きく超えていたのでおそらく合格はできている見込みです。(正式結果は3月に発表)
私は仕事の為にFPの勉強をしているわけではなく、資産形成に役立つと判断して勉強をしておりました。
今回はFPの勉強をする事によって得られるメリットを整理します。
・FP (ファイナンシャルプランナー) とは、暮らしとお金に関する知識を有する専門家
・FPの知識を取得するメリットはお金を守る力を身に付けられること
・試験内容はお金の知識全般
この記事を読んで分かること
FP3級の受験勉強が資産運用の力を強くする事を知る事ができる
FPとは暮らしとお金に関する知識を有する専門家
FPとはファイナンシャルプランナーの略称で、人生におけるお金の管理、計画についてアドバイスをする専門家の事になります。
金融資産を扱う機関で働いたり、金銭的なライフプランニングの相談を受ける職に就く際には資格を取得している方が良いようです。
上級の資格を取得した方は下の円グラフのように、様々な業界で活躍しています。
出典;日本FP協会ホームページ
FPの知識を習得するメリット
お金に関わる仕事に就く為といった理由で資格を取得される方も多いとは思いますが、個人的に感じたメリットとしては以下のようなものがあります。
社会保険、民間保険などの保険制度に関する知識を習得して、自分自身の資金繰りに役立てられる (お金を守る力)
社会保険をしっかりと理解していれば、どのような民間保険が必要か自分で判断できるようになります。
保険は住宅や自動車に並ぶ、人生で最も金額の大きい買い物の1つとなりますので、選択に失敗すると資産形成が大きく遅れます。
勧められるがままに無駄な保険に入らないように自己防衛ができるよう、知識を付けましょう。
投資や不動産に関する基礎知識を学び、相場と外れたものを買わないように自己防衛ができる (お金を守る力、増やす力)
株式、債券、公社債などの有価証券に関する知識、不動産に関する知識を得ることができます。
投資や不動産は選択に失敗すると損失を取り返すのに一生掛かることもあり得ます。
FP3級の勉強でも基本的な知識を得ることはできるので、悪質なセールスから自己防衛ができるようになる為に有益です。
知らなければ損をしそうな補助制度を知ることができる
・高額療養費制度
所得に応じて月当たりの自己負担分の医療費の上限を超えた分が返金される制度。
医療費がどのくらい掛かるのか、補助はどのくらい受けられるのかを事前に理解していれば、民間保険の加入が必要かどうかを自分で判断できるようになり、無駄な保険に入らないように自分で考える事ができます。
がん保険を契約する前に、高額療養費制度についてはしっかりと勉強するべきだと思いました。
がん保険は、私自身がこの制度を知ってから解約した保険の1つです。
(出典、厚生労働省ウェブサイト)
・教育訓練給付制度
会社員などの雇用保険の被保険者が、厚生労働大臣の指定を受けた専門学校の授業や通信講座を受講した時に掛かる費用の20% (最大10万円) までを国に補助してもらえる制度。
(出典、厚生労働省ウェブサイト)
他にも有益な補助制度はたくさんあります。
受験勉強を通して資産を守る力が各段に向上すると感じました。
所感
お金に関する知識がなければ自分で資産を守れない
後になって言える事であるが、FP3級は義務教育に入れる必要があるくらい、お金に関する大切な事が詰まっています。
社会保険や健康保険に関する内容を民間保険契約前に知っていれば、必要な保障額を自分でも計算ができ、間違いなく保険料をずっと低く抑える事ができたと思います。
他にも、住宅ローンを組む事を検討している方などは、ライフプラン作成など広い視野で金銭面の計画を「自分で」考えられるようになる、これはとても重要。
金融資産に関する知識や、税金に関する知識も学ぶ事ができ、資産を「守る」という点で非常に有用な勉強になったと思います。
私は仕事の為に受験をしたわけではありませんでしたが、資産形成の初歩として非常に有用な勉強ができました。
自分自身の稼ぐ力、投資などでお金を増やす力も大切ですが、まずはお金を守る力として、FP3級の受験をお勧めします。
ありがとうございました。